ビジネスブログ「ご担当者必見!差をつけるメディアインテリジェンスの活用」

国連開発計画『持続可能な開発目標』と ビジネスチャンス

2017/09/28

今年の7月、持続可能な開発目標(SDGs)ビジネスフォーラム2017は、持続可能で包括的な開発を実現する上でビジネスが重要な役割を持つことを確認しました。このブログでは、SDGのビジネスケースと、事業者がSDGフレームワークに関与する方法、つまり、持続可能な開発2030アジェンダが想定するより良い世界に貢献しつつ、経済成長と生産性を向上させることについて紹介します。

持続可能な開発目標が提供するビジネスリスクレンズ

持続可能な開発目標 (SDGs)は、あらゆる人のために豊かで開かれた持続可能な社会を2030年まで実現するために、人類、地球、そして繁栄のための国連のアジェンダを定めました。持続可能な開発目標は、2015年に国連で193ヵ国によって採択されました。17のゴールと169のターゲットは、人類と環境にとって重要な分野で行動を活性化することを目的にしています。

フォーラムでは、国際アグリフードネットワークや国際商業会議所(ICC)など、世界をリードする国際的ビジネス組織、民間機関やネットワークが、SDGsの機会と重要性に関わるビジネス・ステートメントを発表しました。

SDGsはあらゆる事業に対して、世界のニーズや大志をビジネスソリューションに置き換える新しいレンズを提供します。これらのソリューションによって、企業は世界を持続可能で包括的な開発の道へ前進させつつ、より確実にリスクを管理し、顧客の要求を予想し、成長するマーケットの中で地位を築き、必要なリソースへ安全にアクセスし、サプライチェーンを強化することができるようになります。」

500億ドル企業のCEOが語るSDGの重要性

先日エコビジネスと行ったインタビューの中で、ユニリーバのCEOポール・ポルマン氏は、ユニリーバのビジネスモデル全体がSDGsに対応していて、世界的に展開する300のブランドがSDGsの目的に向けられていると語りました。一般消費財のリーディングカンパニーであるユニリーバは、持続可能なサプライヤーマネジメントをビジネスモデルの中心に据えることは、企業の長期的な成功をもたらすという考えを促進し、実例を示しています。

12兆ドル以上のビジネスチャンス

2017年1月に開かれたビジネスと持続可能な開発委員会の報告書によれば、SDGsは、エネルギーと材料、都市、食料・農業、そして健康・福祉という4つのセクターで、2030年までに12兆ドルの企業貯蓄と収益を生むとされています。報告書は、60の大きなビジネスチャンス、たとえば持続可能な水産養殖や鉱山再建が、SDGsの達成に関連すると述べています。また、企業戦略をSDGsに対応させることで、今後10年または15年で、これらの4つのセクターに関連した3.8億人分の新しい雇用が創出されると推定しています。

投資家と顧客の行動の動機

投資家は、企業の持続可能性リスクに対する不安を強める一方で、持続可能なビジネスチャンスをよく理解しています。そして、SDGsと、その達成を積極的にサポートする企業に興味を示しています。たとえば、オランダの金融機関はSDGsを支援しており、2.9兆円の資産を有する18の金融機関が、協働してSDGsに投資しています。これらのうち2機関は、13のSDGsに関連した投資機会を定義する標準的手法を作成するとともに、他の投資機関を支援しています。

PwCによる国際的研究により、消費者の78パーセントがSDGsに賛同した会社の商品やサービスを購入する傾向にあることが明らかになりました。

SDGに協力する最初のステップ:リスクとチャンスの評価

7月のSDGビジネスフォーラムで国連と国際商業会議所によって確認された重要なメッセージのひとつは、経済、社会、そして環境上のリスクに対する理解を深め、それらのリスクをどのように、そして誰が緩和するかという問題に実質的に対処するために、より多くの関心を集めることが必要だということです。

サプライチェーンや第三者との取引関係を含む、自社ビジネスの包括的なリスク評価に取り掛かることで、自社の持つリスクや、自社事業が各SDGに与える影響を理解することができます。それにより、計画を明確にし、優先順位を決定し、事業戦略をSDGsに対応させ、最良の変化をもたらすか、あるいは悪影響を減らすことができます。

詳細はこちらから

ビジネスブログ「ご担当者必見!差をつけるメディアインテリジェンスの活用」一覧へ

ブログトップへ戻る

ページトップ

Copyright © 2017 LexisNexis.All rights reserved.

RELX Group